人が育つ条件【内発的動機付けと外発的動機付け】
この記事でわかること
今回の記事は、人として成長したい人、部下あるいは子供を育てたい方、教員試験の勉強の暇つぶしに?ご覧になられると良いかと思います。
最近特にビジネス的心理学で用いているようなので参考にしてみてください
- この記事でわかること
- 近年なぜ動機付けが注目されているのか
- 内発的動機付けと外発的動機付け
- 内発的動機付けについて
- 外発的動機付けについて
- どのように内発的動機付けを作り上げるのか
- 日本の悪いところ
- 内発的要因の手順(まとめ)
近年なぜ動機付けが注目されているのか
60年後には人口が半分に減ってしまうという統計結果になっていて、ますます社員一人一人の生産性及び自主性がないと、日本での生活は非常に困難に陥る(すでに陥りつつある)状況ゆえに動機付け(モチベーション)のあげ方について注目されている。
内発的動機付けと外発的動機付け
内発的動機付けと外発的動機付けとは、モチベーションの考え方です。
内発的動機付けとは、自分の内側からやる気を引き出す方法です。自分が好きだからやる。興味を持ったから意欲がわいたなどが要因になる。動機づけの事です。
外発的動機付けとは、外からの要因でやる気を引き出す方法です。お金のために働く、名誉のために働くなど、外部からの要因によってやる気を出す方法です。
内発的動機付けについて
内発的動機付けは、要因の発生が非常に難しいです。社員、子供が自主的に頑張るようになります。要因の引き金は好き、興味があるなどがあります。
内発的動機付けのメリットは、
- 長期的にモチベーションを保つことができる
- 複雑な作業、期待以上の成果などが見込めます
- 自主的に動機づけを持っているために自己成長してくれる
内発的動機付けのデメリットは
- 内的な部分なので人によって、同じ方法でも効果があるとは限らない
- 単純作業では効果が出にくい
- 成功体験をする前に辞めてしまうこともあるので我慢が必要。
外発的動機付けについて
まず外発的動機付けは、簡単に発生させることができます。テストのために頑張らないと、納期のために頑張らないと、お金のために頑張ろう、家族のために頑張ろうというのはすべて外発的動機付けになります。(成果制、歩合制など)
外発的動機付けのメリットは、
- 短期的な場合において非常に効果的、
- 単純作業において効果的、
- 動機付けの要因を作るのが非常に楽です。
- 簡単な成功体験を与えることができる。(内的要因の動機づけになる引き金になる可能性がわずかにある)
外発的動機付けのデメリットは、
- 中長期的においてはほぼ無意味、
- 期待以上の効果が起こらない、
- 運営者が常に動機の要因を与え続けなければならない。
- 社員、子供において自主性を育てることができない
どのように内発的動機付けを作り上げるのか
主には、2つ、成功体験とほめる事(ピグマリオン効果)がある
成功体験とは、今まで経験したことがなかった事柄において成功することです。
成功体験のメリットは、
1.自分はできるんだ!という自信がつく
自信がつけばもっと他の事もトライしてみよう!という意欲につながり、繰り返すことで自主性が生まれていきます
2.他人から認められる
他人から認められれば、どんどんやる気が向上していきます
3.主体的に行動できるようになる
成功体験を繰り返すことで、もっとこうやれる、もっとこうしたいなど、自発的に動くようになります。ここが内発的動機付けになります
ほめることのメリットは
2にあたる他人から認められるが発生しやすくなります。ここが外的要因が踏み入れる場所なので積極的に褒めましょう
また、さらに詳しくはピグマリオン効果という記事を書いてます
日本の悪いところ
これについても書かなければなりません。言わゆる新人潰しです。自分たちの仕事を舐められたくないからなのか、自己保身が要因なのかわかりませんが、新人を潰しにかかる傾向が非常によくあります。
正直に上記の記事をご覧になってわかる通り、愚行です。
そういう先輩社員や職場環境がある場合、非常に危険ですので直ちに改善する必要があります。
そうでなければ、会社の成長はまず見込めません。日本が衰退の一途になっている大きな要因の一つとなっています。
内発的要因の手順(まとめ)
- 成功体験(小さなものでもいい)を出来るように工夫する
- 社員や親が褒めるようにし内発的要因を引き出すこと
この2点を気を付ければ、内発的要因が引き出せる確率が大きくなります。
ぜひ試してみてくださいね