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空間把握能力と立体把握能力を鍛える方法【おすすめの鍛え方】

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この記事でわかること

 

 

空間把握能力と立体把握能力って?

簡単に言うと

空間認識能力とは物体や大きさ・物の位置関係を正確に把握する能力の事です。

立体把握能力とは物の形を立体的に正確に把握する能力の事です。

似ている部分と似ていない部分があります。

特にこの記事を読まれる方は、立体系のお仕事(彫刻、工芸、プロダクト、3DCG、イラスト)を目指される方が多いと思います。できるだけかみ砕いてお話しします。

 

◎空間把握能力

空間認識能力とは、3次元空間上において、物体の位置や形状・方向・大きさなどの状態や位置関係を素早く正確に認識する能力のことを指す。この能力によって普段生活する中で、目の前にないものでも頭の中で想像し、視覚的なイメージを形成することができる。学術雑誌『研究報告数理モデル化と問題解決』(第33号、2012年)だそうです。

空間把握能力が高いと自動車の運転が上手くなります。地図が読めます。スポーツで有利になります。

空間把握能力は統計上、男性の方が高い傾向があります。が、鍛えることができます。

 

◎立体把握能力

立体把握能力は正確な定義はありません。ただ簡潔にいうと、見る対象を立体的に把握できる能力です

立体把握能力が高いと3dモデリング、デッサン、イラスト、立体物制作で抜きに出ます。

この能力は日本人は不利といわれています。日本人は漫画、イラスト、浮世絵など、平面の文化で育ち形成されているからです。なのでこれは鍛え上げるしかありません。

 

どうやって鍛えると良いの?

◎空間把握能力

実はこれは簡単で、パズル、ブロックなどのゲームが有効とされています。

幼少期からこういう道具を使って勉強していくとかなりいい結果につながると学術書でも多く書いていますので、ぜひ子供にやらせてみてください。

え?大人は? それも簡単です

FPSゲームやテトリスなどのパズルゲーム、もっと言えばマインクラフトのようなブロック系のクラフトゲームなんかがかなり有効と言えます。

なおこれはもう一つのメリットとして数学が得意になったりするようです。

私の美大時にやった授業はアニメ映画を見て、その一場面を地図にするなんて言うのはこういう能力を鍛えるのに効果的かもしれませんね。

 

◎立体把握能力

いろいろな方法があると思いますが、私が推奨する方法は、日本人が不利ならその部分を補完すればいいじゃない作戦です。

クロッキー作戦

一つのものを描くのに特に立体系の方は3面図(前 横 上)を描きますよね?それだけでは最初、立体把握は足りません。立体を理解し把握できるまで、いろんな角度から描くようにしましょう。

特に最初は一つの作品に数十枚クロッキーするとかの気持ちで描かないと理解できないかもしれません。

それを半年、1年と繰り返しているとだんだんできるようになってきます。

 

②立体物を作ってみる

粘土や木彫などを繰り返し制作することにより立体把握できることがよくあります。

理由としては立体物は1か所からの見栄えが良くでも、ほかの角度から見ると微妙ってことがないように、あらゆる角度から作ることを要求されるからです。

ただ、それでも立体把握には数年かかったりします。

クロッキー作戦と同じ方法で理解をより促進していった方が効果的かもしれませんね。

 

まとめ

どちらの能力も、理論や考え方ではなくて、感覚です。

感覚で理解できるようになるには時間を要しますが、努力すればかなりの武器になります。(特に日本人には少ないので)ぜひ身に着けていきましょう!